第16章 16
「スイセン、サフラン、ラベンダー」
そう言った瞬間、幸村君が笑いだしてしまった。
「ほんと、面白いよ日暮」
「な」
「確かに。これだけの花に対しての花言葉の返答なら、それも当たりかな」
「でしょ?」
ワナワナと震えている教師を放っておいて
「柳君も1日いられるって事?」
「あぁ。それがどうかしたか?」
「ならさ、勉強、見て欲しいなぁ」
「あぁ。いいだろう。支度して来い」
やったね!さっすが、立海の参謀で成績トップなだけあるわ
「「日暮」」
「何?」
机に置いてあったカバンを持つと
「何で、そんなに急ぐ必要が」
「あるのかと、お前たちは言う。が、日暮はここに来て、立海の勉強ペースは随分落ちていることは事実だ。
そして、毎週土日にやっている勉強会だけでは本来すでに立海では間に合わないことも、日暮は、分かっている」
「どういう」
「だからこそ、柳や柳生。俺達がいる時に少しでも追いつこうとする日暮はすごいと思うよ。俺達は」
「え?」