第16章 16
学校について朝練を始めて行くテニス部員たち
「あれ?中学生組までいるんだ」
「あぁ。中等部は今日からテスト期間だからね」
そう言うこと。
部活がないのか。中学生たちは
「で、高等部だったら、もう終わってるから来れるってわけか」
「そう言うこと」
なるほどね。
ジャージに着替えて来た手塚君に
「手塚君」
「何だ」
「急で悪いけど、ちょっと、お母さんの具合が悪いから
放課後の練習暫くマネージャー業務入れない」
「そうか」
それしか言わなかったけど、おそらく手塚君は分かってくれる
「へぇ、休むのか、お前」
「佐伯君?」
「平和になるんじゃないか」
「!?」
そう言った言葉に私以外のメンバーは驚いていたが
手塚君に不二君はまたかと言ったような顔をしていた
「ふぅん」
「何だよ?」
「別に?自分が悪いと思ってないで行動する人には、どうせ何を言っても無駄でしょう?」
「てめぇ」
またもや手を出そうとしてきた佐伯君に
「やめなよ。サエ」
「不二!?」