第16章 16
お父さんに電話すると、もう着くと言われた。
家の外で待っていると
「月渚」
「鈴?」
「お願いがあるの」
「お願い?」
「うん」
いきなりお願いだなんていうから、何かと思ったけど
なんのお願い何だろうか?
「合宿終わってからでもいい?」
「!?いいの?」
「もち」
「ありがとう。合宿終わってからでも平気」
そう言って帰っていった鈴
ちょうどお父さんも来て車に乗り込んで家に付くと
お母さんが寝込んでいて
「何かあったの?」
「うーん。ただの風邪だと思うんだけど、ここ最近こういった感じなんだ」
「へぇ。お母さん、布団に戻って寝たら?」
「うん、そう・・・」
そう言った瞬間、口を押えてトイレへ逃げ込んでしまった
「何?」
今の。そう言おうと思ったけど
顔色の悪いお母さんがトイレから戻ってきたのは
更に顔色の悪くなっていたお母さん
「病院行ったら?」
「そうねぇ」