第15章 15
「精市には参加の旨は伝えた。しぶってはいたが、日暮がいることが絶対条件だそうだ」
「だって、雅治に強制参加だって言われてるし。その前にも参加だって言われてたじゃん」
「まぁ、そう言うな。明日の勉強会は自由にするそうだ」
何で?自由?
「今日の練習試合のご褒美だそうだ」
「へぇ」
「どうせ、お前はここでやるのだろう?」
「うん?」
「では、参加するものは図書館前に集合だ」
「マジかよ」
図書館?
どこでやるつもりなんだろうか
「1人でやるよりも、効率的だろう」
「どう言うこと?」
「そのままの意味だ」
ふぅん
「仁王はどうせ寝て過ごすんだろうな」
「多分ね?」