第2章 2
「それに、体育の授業は、3クラス合同だ」
「そうだっけ・・・?」
「はい。そうですよ。
今日は自由ですが、おそらく」
「3日後の体育からは男女別になる」
「そっか」
ということは
「今日は」
「恐らく、日暮さんが考えていることは
当たっているかと思いますが」
「精市は98%の確率で
ジャッカルは91%の可能性でテニスコートに来ているだろう」
やっぱり、4人は、テニス部だもんね。
テニスコートに来るかぁ
「柳生。日暮。行くぞ?」
「あ、うん」
蜜柑色のジャージに着替えて
テニスコートに行くと既に
幸村君とジャッカル君がテニスを始めていた
「おや。もう、始めていたのですか」
「あぁ。今日は部活もないし
ジャッカル相手だから遠慮なくやっていたよ」
「だろうな」
「日暮も来てたんだね」
「うん」