第15章 15
「うん。目の前に2人来てる」
「2人?ということは丸井あたりがいるのか」
「ご名答。私に聞けって言われたらしい」
「何だそれは」
お前の家に行くと。そう言った柳君は恐らく
柳生君を引き連れてきそうだ
柳君のこういう行動は誰よりも人一倍早いから
「今、柳君来るから待ってて」
「仁王は」
「雅紀君の宿題の面倒を見てるから来ないよ」
「そうかよぃ」
飲み物を出して直ぐに来た柳君と柳生君。
「すまないな」
「いいえ。どうぞ?」
座っている2人を目の前にしている柳君たち
「で?精市は、日暮に何を聞けと言ったんだ。丸井」
「今度の合宿。参加の事、幸村君は参加はさせないって。
だけど、参加したいなら日暮に聞いてみろって」
「なるほど」
「また、難しい宿題を2人には出したものだ。精市も」
「えぇ。私もそう思いますよ」
「「え?」」