第15章 15
「あー。旨かった」
「それはよかった」
「月渚」
「雅治?」
「お前さんも、少しは食べた方がええ」
この時間に食べると、夕飯食べらんないんだけどなぁ
「さ、今日はこれで解散しようか。」
「そうだな」
必然的に私は雅治と
雅紀君、雅衣ちゃんと一緒に帰ることに
図書館に寄るからと、同じ道で帰る柳君も一緒に
「日暮。仁王」
「んー」
「なんじゃ」
「精市は何も言わなかったが
恐らく、黒崎は今回の合宿には参加させる気はなさそうだ」
「!?どういう」
「今日の練習試合で倒れた後も
黒崎は顔色が優れていない。
そんなマネージャーを精市が連れて行くとは思えない」
まぁ、それはそうだろうけど
「そうなれば、日暮お前に負担がかかってしまうが」
「別にそれはいいんだけど。
氷帝のマネージャーって一体どんな子?」