• テキストサイズ

私と詐欺師

第15章 15



「流石だ。立海大」

「そっちこそ。もうしばらくの間
日暮の事、頼んだよ」

「あぁ」

確かに。学校はあと2週間ある。
その2週間は、まだ、憂鬱だ

「日暮」

「手塚君?」

「安心していい。お前の勉強のスピードが速いというのなら
クラスではなく、図書室や空き教室で勉強をするのも
俺達は自分の手段だと思う」

「そっか」

「それと、不二が立海に行くかもしれない」

そう言った手塚君の言葉に
ざわついた立海メンバーに次いで青学メンバーも言葉にならないようだった

「確かに立海にはもう1人の転入は不二だったのか。
だが、日暮に聞いているだろうが
青学の授業よりも立海は多いぞ」

「うん。だから、どこまで進んでいるのか
知りたいんだ」

「日暮」

「言って良いの?」

「ああ」

「青学の倍は進んでる。
私もこうやって金曜日の夕方に来て
土日でみんなに勉強を見て貰ってるぐらいに
青学は遅れているから」

「そうか」
/ 248ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp