第14章 14
立海にはちゃんと、別に審判が出来る人材がいて
「これより青春学園高等部と立海大付属高校の
練習試合を開始します」
幸村君と手塚君の握手から始まった練習試合
「D2立海大付属高校。真田弦一郎、柳生比呂士」
!?
あの2人のダブルスなんて、見たことがない
「青春学園手塚国光、橘桔平」
そう言って入って来た2人
「意外な組み合わせだわ」
「そうかい?」
「幸村君」
「意外と面白いかもよ?
立海はさっきの行動もちょっと怒っているからね」
「そうだね」
雅治の方を見ると、まだぐずっているのであろう
雅紀君をなだめている様子だ
「ザ・ベストオブワンセットマッチ。
橘トゥーサーブ」
そう言って打った橘君の打球を
いとも簡単に拾った柳生君
そして、それを打ち返す手塚君に真田君
「出た。手塚ゾーン」
少しのぶれも許さないか