第14章 14
「日暮はちゃんとスマホに証拠を残してる。
だが、それを昨日見せたが、具合を悪くするほどに
当てられているんだ。お前たちには見えない
体の具合ではない。
再び心労が祟ればどうなるか分からない」
「何?」
「いいよ。柳君」
「それを分かってくれてるのが
立海のメンバーと手塚君と不二君だけだということも
ちゃんとわかっている。
もう少しだと思えば、我慢する」
「そうか」
ぐずっている雅紀君を抱きかかえて戻って来た雅治
「何じゃ。終わったんか話」
「あぁ」
他の青学のメンバーも続々と来た立海
「これで、全員揃ったのかい?」
「あぁ」
中学生の赤也も桃城君も海堂君も越前君も見に来ている
「面白いね。ギャラリーが中学生って言うのも」
「何言ってるの」