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私と詐欺師

第14章 14



お弁当箱に混ぜご飯のおにぎりと
おかずを詰め込んで出る支度が出来ると

雅治が私に末っ子を預け
ジャージに着替えに行ってしまった

「何か」

「日暮が子供を抱えていると
母親みたいだな」

「はい?」

自分の指をしゃぶっている末っ子
そう言えば、名前聞いてないや
後で聞けばいいか

「わるいのぉ」

「ううん」

「なー。お前ら夫婦みたいじゃね?」

「いいじゃろ?」

「うるせぇ」

「はいはい。行くよ」

そう言って来た幸村君に救われた

「私服で立海に入ってくる日暮の姿もいいね。やっぱり」

「そんなことないと思うけど」

前を歩く雅治は雅紀君の手をちゃんとに握っている
こういうところを見ると、やっぱりお兄ちゃんなんだなぁって思う

歩いて数分。

「ようこそ我が立海大付属高校へ」

「こんなにデカいんだ」

「あぁ。
我が立海は、文武両道を掲げている学校でね。
関東では、氷帝と1、2を争っているよ」

「へぇ」
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