• テキストサイズ

私と詐欺師

第14章 14



「2人は?作らなくて平気?」

「いいのかい?」

「どうせ、一緒に作るんだから
3つや4つ増えたところであまり変わらないけど」

「そうか」

そう言って出してきたボトル
蜂蜜とレモン。それとデトックスウォーターを入れていく

「相変わらず、その蜂蜜を作っているんだな」

「あぁ、これ?」

「あぁ」

「これが重宝してるんだ。
今まで作ってたドリンクの蜂蜜は
全員これだよ」

「なるほど。道理で」

「柳が作っても同じ味が出ないわけだ」

「そりゃそうだよ。蜂蜜の作り方まで聞かれなかったし
例のノートにも記してないからね」

「だろうな」

「2人も味の確認しておいてね」

「あぁ」

「助かったよ」

そんな話をしているとふぇぇと泣き出した雅治の妹

「おー。よしよし」

ひょいっと抱えた雅治に何の違和感がないのは
雅紀君の面倒を見ているからだろう

「なんか、本当のパパって感じだよね」

「うん」

/ 248ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp