第14章 14
食事を普通に取ってもらっている間に
私はお昼のお弁当作りと
ドリンクを作っていく
「すごいね。彼女」
「あぁ。誰にもやらん」
「でも、立海にはマネージャーちゃんといるだろう?」
「まぁね。でも、彼女もマネージャーの1人であることには変わりはないけどね」
その会話が丸聞こえで可笑しいけど
「ご馳走様」
そう言って持ってきた食器
卵焼きを覚ましている匂いにつられたのか
雅紀君が口を開けて待っているのが可愛い
「熱いからね?」
一口だけ口に入れると
「おいひぃ」
そう言って雅治の所に行ってしまった
「なんじゃ、弁当はもうできとるんか」
「もち。今は冷ましてるだけ」
後は、ドリンクを作れば終わりだけど
「ボトルを貸して」
「え?」
「もう、いれるのかい?」
「うん。少し早めに作ると良いんだよ。
冷やしたりするからね」
「なるほど」
立海の皆はすぐに出してきたけど
手塚君たちは出してこない