第13章 13 不二side
深夜近くまで話をしていたが
「仁王?」
「月渚の様子を見てくる」
「あぁ」
ここまでに何回か上に上がっているのを見ると
相当なんだろう
すぐに降りてきたところを見ると
寝ているのかもしれない
「日暮は」
「寝ておる。明日はどうなるか分からん」
「そうか」
「む。仁王。お前は日暮についていたらどうだ」
「え?」
「それがいいかもね」
「俺も弦一郎の意見に賛成だ」
「じゃがのぉ」
少し渋っている仁王を見るのも珍しいのかもしれない
「やっぱり、帰るぜよ
甘ったれ小僧、やぎゅーじゃ無理じゃろ」
「そうか」
「なるほどな」
「甘ったれ小僧?」
「日暮曰く、仁王2号だそうだ」
「へぇ、そんなに似てる兄弟がいるんだ?」
「まぁの。ここには
黒崎もいるし幸村たちもおるんじゃ。
大丈夫だろ」
「そうか」
「うむ」