第2章 2
「では、そのついでに、頼まれてくれるか」
「ついで?」
「あぁ。最近。丸井が太ったような気がするんだ」
んー?
そうかなぁ?
でも、達人の目は誤魔化せるはずがないしなぁ
「そこでだ。カロリー・糖分少なめに
丸井が満足できそうなものを頼む」
「なるほど。」
カロリー少なめの液体のものを使えば問題ないかな
「やってみる」
「頼んだ」
今日は、ミーティングだけだからと
昨日のうちに連絡をくれて助かった
「仁王とも少しは、話せているんだろう?」
「そんなに話さないよ」
「それはまた」
「幼なじみだからとか転校するからじゃなくて
元々、卒業してから話すことなんて減ってきてたの」
「そうか」