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私と詐欺師

第11章 11



家に入ると、外にいてもらうわけにもいかないので
手塚君も不二君も
家の中に入ってもらうことに

「日暮」

「んー?」

「上を借りてもいいかい?」

幸村君の上というのは部屋の事だろう

「いいよ?
例のオーダーでしょ」

「あぁ。さすがだね。
煩い真田も連れて行くから、少しは静かになるとは思うけど」

確かに

「む」

上に上がっていった、幸村君と真田君

「今、飲み物入れてくるね」

キッチンに行くと、冷蔵庫の前で座っている雅治の姿

「お腹すいた?」

「当り前じゃ。しかも、驚いて余計にすいたんじゃ」

そんなに驚かなくてもよかったじゃない

「ましてや、すぐに関東大会があるからのぉ」

あぁ。そう言うこと。
だから、練習にも力が入ってたわけね

「ふふっ」

「笑い事じゃなか」

「リビングで待っててよ。ちゃんと作るから。
その前に、飲み物出したいから」

「俺にも」

「はいはい」

ひょっこりと姿を見せた鈴は

「なんだ、仁王。ここにいたんだ?
ブン太が数学見て欲しいって」

「だって。行ってきなよ」

「ショーがないナリ」

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