第2章 2
翌日、普段通りに登校した私。
当然、仁王君は一緒ではない。
今日が朝練ないのも知っているのは
柳君から連絡済みだ
「おはよう」
「おはようございます。日暮さん」
「おはよう」
相変わらず、早いこの2人
「柳君。聞いてもいい?」
「何だ」
「味覚とかって、そんな急に変わらないよね?」
「あぁ。さほど変わらないだろう。
どうしてだ」
「明日からの、差し入れ係。ドリンク作るのに
味の好み代わっていたら、やだなぁって」
「なるほど」
「明日から、暑くなるって言うし、
作らないと、約束破ることになるのは嫌だから」
「そうだな」
ありがとうと言って教室を出る
「流石ですね。日暮さんは
青学に行ってしまうのがもったいないくらいに」
「あぁ。
嫌な予感がするんだ」
「いやな、予感ですか」
「あぁ」
そんな会話をしているのなんて
知る由もなく
私はA組へ
早朝だと言うのに、幸村君はもう
来ていて
「やぁ」
「おはよう。
早速なんだけど、ドリンクは中学の
時くらいの濃さでいい?」
「あぁ」