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私と詐欺師

第11章 11



翌日からあった3日間のテストも
全てにおいて
簡単すぎるくらいに簡単だった
しかも、終わった人から
教壇に自分で持って行くスタイルだとは思わなかった

ましてや、1番最初に終わるとは思っていなかったのだろう。
しかも転校してきた女が。
出しに行くと

小声でも聞こえてくる言葉は
「不二君が最初じゃないんだ」
っていう言葉だけ

「馬鹿馬鹿しい」

廊下に出ると、乾君と出くわした

「何だ。もう、終わったのかい?」

「まぁ」

そう言えば

「乾君って、柳君と」

「あぁ。幼馴染だ」

やっぱり。

「蓮二が神奈川に引っ越して、ダブルスも解消したが
テニスはやりやすいと言えるだろう」

「へぇ」

「しかし、あの机では集中できないだろう」

「あぁ。どうせ変えたところで
同じことをされるだけ」

「なるほど。では早急に対応しよう」

「は?」

乾君は知らないのか
私が立海に戻ること

「蓮二から話は聞いている。
立海に戻ることも。合宿に参加することも」

「!?」
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