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私と詐欺師

第11章 11



「同じクラスで、私の他に
行きたいと思ってるのは、恐らく不二君じゃないかと」

「そうか。じゃが、立海で
アイツがテニス部でも、おそらくレギュラーにはなれん」

だろうね。
あれだけのマンモス校で、あれだけの人気を誇る
立海テニス部だ。
青学でレギュラーでも立海では准レギュラー止まりになるだろう

「月渚」

「んー?」

「早く帰ってきんしゃい」

「うん」

「じゃあの」

そう言って切れた電話
雅治は知らないんだった。
戻る前にすぐに合宿で一緒になること

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