第9章 9
「終わらせたからね。さて、私も
向こうに戻るための手続き、しなくちゃね」
「どういう」
「空きは、いくらでもある。って言うことだから
今学期で青学とはさようなら。が出来る」
「!」
「そう言えば、不二君も一時立海、目指してたんだってね?
だけど、この授業のレベルで
満足してたら、立海では置いて行かれるって思ってた方がいい」
「どういう事だい?」
バックの中から出した昨日の立海のノート
「!?」
「立海では、とうに終わっている場所を
今、青学はしている。
私が、この授業で暇にしていたのは
当に終わらせていた場所で、やっても無意味だから。
やりがいのある勉強は、立海の方が大いにある」
「!?」
先生が来る前に戻っていった手塚君。
と、同時タイミングで入って来た例の女教師
「・・・!?」
机に置かれた仏花
それを見て驚いている教師
馬鹿馬鹿しい
花瓶を別の場所において、花を捨てた教師は
私を睨みつけて、教卓へ戻っていった
やった授業なんて、つまらなくて
図書室に向かうと、雅治も付いてきた
「なんじゃ、本当に受けんのか」
「やった場所を受けてどうするの」
「それもそうじゃが」