第8章 8
幸村君に英語を教わったけど
「んー」
「難しくなっているかい?」
「勿論。でも、やりがいはあるよ」
「そうか」
青学の授業がもっと、遅いだなんて知ったら
きっと、このメンバーはやる気をなくすだろう
「ここは、この過去形の形を使っていくんだ」
「これ?」
「あぁ」
ノートに記していくと
「あぁ。そう言うことか」
「おや。すでに英語に入っていましたか」
「柳生君?」
「いいえ。あちらは、あちらで教えなくても
進んでいますが、仁王君も」
「そっか」
取り残された気分だなぁ
「日暮も、立海に戻ってくれば
いくらでも時間は取れるだろう」
「そういうもんかなぁ?」
「あぁ。」
「英語は幸村君ですか」
「うん。幸村君も柳君も
教え方が上手だから、分かりやすくて助かってる」
「それは、なによりです」
「じゃあ、続きをやってしまおうか」
「うん」