第8章 8
あれは、確定だったの!?
「日暮、お前もしかして」
「いや。あれは未定だったんじゃないの?」
「未定なわけがないだろう。
ただし、仁王にはそう伝えている」
「へぇ・・・」
「いや、うん。でも言ってくれてよかったけど、
また何で、雅治には内緒なの」
「アイツの驚く顔がみたいじゃないか」
さようで。しっかし、たまーに出てくる魔王様だよね。やっぱり
「あぁ。そうだ跡部には
日暮を連れて行くことを内緒にしておきたいって
言ってあるから、別の車が来ると思うよ」
ん?
「今、跡部って」
「あぁ。氷帝も入っているんだ。
それと、この合宿は、中学生組も入るからね」
ふーん
メンドクサイことになりそう
「黒崎も確実に来るし、いいじゃないか。
氷帝は、マネージャーはいるらしいけど
青学は、日暮が抜けるから
大変だろうね」
そーですね
自業自得よ・・・
「では、日暮」
「んー?」
「次は、英語と世界史とどちらがいい」
うわー。
どっちも苦手分野だ
「英語で」
「わかった」
「?」
英語のノートと教科書を出すと
「随分と綺麗にしてあるね」
「そうかなぁ?」
「うん」
幸村君がみた方向は
丸井君たちの方で
「このメンバーできれいに揃えているのは」
「恐らく、精市と、俺。柳生。それと日暮だけだろう」
へぇ・・・
意外と雅治もきれいにしてそうだけど
「仁王は、数学はきれいにしてあるだろうが
他はそうでもなさそうだな」
「ふーん」
「じゃあ、やろうか」