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私と詐欺師
第1章 1
「ううん。きっと、アイツは
荒れると思う」
「どういう」
「何で自分だけ知らないんだって。
後から知るのは、嫌な男(ひと)だから」
「まぁ、仁王の性格上、それは在りえなくはないが」
「だから、アイツが荒れて、皆でも手に負えなくなった時」
「その時に話せと。そう言いたいんだな?」
「うん」
お願い。と言えば、
分かった。と幸村君と柳君から言われた
立海を去るまであと1カ月
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