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私と詐欺師

第8章 8



「なぁ、本当にこうしてると
仁王と日暮ってさ、夫婦みたいじゃね?」

「バッ」

バカじゃないの!?

「確かに。それで、雅紀君が子供だろ?」

「あぁ」

「何言ってるんじゃ。
月渚との子供が可愛くないわけがなかろう?」

「雅治まで、何言ってんのよ?」

「本当の事じゃ」

はぁ、とため息をつくと
お椀にみそ汁をよそう。

「うめぇ」

「うん。美味しい」

おにぎりに卵焼きとお味噌汁だけなんだけどなぁ
雅紀君には、ゆで卵を

「相変わらず、朝は食べんのか」

「あ、うん。
匂いだけでいいや」

「変な奴じゃのぉ」

そうなのかなぁ?

「しかし、日暮。朝は食べないと
食事に含まれる糖が脳に行かず、上手く脳が作動せず
集中力が続かない。というデータが存在している」

「へぇ・・・」

「それと、太る原因にもなるらしいぞ」

「はい!?太るの!?」

「なんじゃ、月渚の注目は
集中力じゃなく、太る方なんか」

「だって、気になるじゃんか」

「俺は、さほど気にせん」
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