第8章 8
「何で、笑うのー」
「意外だと思っただけだ」
「意外?」
「あぁ。意外とお前は古典とかそう言ったものは得意だと思っていた」
「全然。立海のテストも頑張ってるけどね。
赤点は取らないけどギリギリだよ?」
「ほぅ。それはいいことを聞いた」
うげ
「では、食事の後は、古典をするとしようか」
「うぅ」
「出なければ、授業にも置いて行かれるぞ」
そうだ。
それは1番悔しいタイプだ
「体育は、果てしなくどうでもいいとしても
流石に他の教科は遅れてしまうと後に響くからな」
「それもそうだね」
立海では柳君は相変わらずテストで1位を取り、柳生君も3位だったり4位だったりする
幸村君は6位らしい。2位は意外にも雅治だ
「雅治って意外と頭いいよね」
「俺もそう思う」
ご飯が炊けた合図を聞いて、一度席を立つ
おにぎりを握って大皿に乗せていく
「外2人呼んできてー?」
「はいよ」
そう言って出てくれた丸井君
「彼も面倒見いいですよね」
「あぁ。情報だと丸井にも弟が2人いるらしい」
「なるほど。そうでしたか」