第3章 2日目
ちゅっちゅとリップ音が薄暗い部屋に響く。
触れ合うだけのキスのはずなのに、下半身がとても疼いている。
(このままじゃまずいわね…)
シルビアはむくむくと元気になるそれに不安を覚えた。
ちらっと目を開けると、は未だキスを堪能している。
頬がうっすらピンクに染まり、離れる度に漏れる吐息がなんとも言い難い妖艶さを醸し出す。
シルビアは仕方ないかなと口から首へとまた移動した。
「…?」
はキョトンとする。
また体中にキスをするのかと思った。
シルビアはその可愛らしい丸みの先にあるピンク色の突起部にキスをした。
「…!?」
驚きと少しの快楽に声にならない声が漏れる。
「…し、ルビア…さん?」
困惑するをよそにシルビアはイタズラに笑った。
「ここは、性感帯だけど生殖器では無いはずよ?
それにここだってキスしないのは寂しいと思わない?」
ニヤッと綺麗な顔で笑うシルビアに対して、は顔を真っ赤にして自分の手で顔を覆った。
そんな彼女をお構い無しにシルビアはリップ音をわざと立てながら何度もそのピンクの突起部にキスを重ねた。
吸われるようなハムっとされているような感覚には快楽さえ感じ始めていた。
「ア……ん…」
喘ぎ声にも似た吐息にシルビアは気を良くし、さらに執拗にを責めた。
「ハァ…ハァ…シルビアさ…ん。
私、もうだめ……!」
が音を上げたのでシルビアは一度行為を止めた。