第86章 猫カフェ1
隠岐side
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憧れの月宮さんと出会い、数ヶ月が過ぎた頃
今日、出掛ける為待ち合わせをしている
以前、猫カフェに行きたいと言った自分と行ってくれる事になる
メールにて、バイトも用事もないからと誘ってくれた月宮さん
のはええけど…
隠岐「…緊張するわ… 」
思い返してみると、女性と2人で出掛けた事がない
イコさん達とは何度かあるけど、全く違う感じやし
…ちゃんと、話せればええけど
すると
貴「おーい隠岐〜!」
隠岐「!…あ、月宮さ…」
貴「悪い、待ったか?」
隠岐「……//」
走ってきた月宮さんは、初めてみる私服姿。
シンプルで青色な、カジュアルスカートでポニーテール。
スタイルが良い月宮さんには、ピッタリ似合う程で思わず見惚れてしまう
貴「…隠岐?」
隠岐「!な、何でもありまへん!ただ月宮さんが綺麗過ぎて見惚れてただけで……!!」ハッ
貴「……っぷ!あはははっ!何だそりゃ、めっちゃ焦ってるじゃん!」
隠岐「〜〜っそない笑わなくてええやないですか!//」
思わず思った事を言うと、笑われ顔を赤くするしかない自分がいる
貴「…ありがとね。隠岐も、隊服姿と雰囲気変わってカッコいいよ。流石生駒隊のイケメンだな!」
隠岐「!?」
貴「さ。時間もないし、猫カフェ行こうぜ!」
ガシッ
いきなりの言葉に固まる自分の手を繋ぎながら、猫カフェへ引っ張る月宮さん
……てか、不意打ちズルない…?
イコさんからよくイケメンやらカッコいいやら言われるけど、自分はそんなふうに考えてもないし思ってもない。
自分で思うのも、恥ずかしいだけやから
…けど、月宮さんに言われると顔が赤くなるし照れてしまう。それに、嬉しいなんて思ってしまう
………っ何やねん、この胸の高鳴りは…
★★
猫カフェ
貴「……ごめん隠岐。顔がニヤけてるかも…」プルプル
隠岐「…大丈夫ですわ。俺もですので…」プルプル
猫カフェにつき早々、沢山の可愛いにゃんこを見て俺達は顔のニヤけが止まらない