第84章 進化1
貴方side
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翌日、バイト休みの京介と一緒に玉狛支部に赴いている。
理由は夜に来た1本の電話である
★★
♪〜〜
ピッ
貴「はい、もしもし?」
絵馬『…怜花さん、夜遅くにすみません』
貴「ユズル?…どうした?」
京介(……ユズルって、確か影浦隊の…?)
昨日は千佳達と居なかったユズルから、珍しく電話が来てビックリ
絵馬『…雨取さんの事で、お願いがあるんですけど』
貴「え、千佳?」
絵馬『……雨取さんに、"鉛弾"を教えていただけないっすか』
貴「…………鉛弾?」
絵馬『俺が知ってる中で出来る人、怜花さんしか思い浮かばなくて』
遠慮がちに、お願いしてきたのは千佳に鉛弾を教えてほしいとの事。
貴「…鉛弾か。確かに出来るけど……ユズルがそこまで、千佳を気にしてるなんてね〜。
前のランク戦も澄晴から庇ってたし、何……千佳が好きなの??」
絵馬『!?ち、違います!!//』
貴「ほぉ〜本当かね〜」
京介「……怜花さん、あんまり誂わない方がいいですよ」ボソ
近くで雑誌を観ていた京介が呆れながら、ボソリと話してくる。
絵馬『違いますから!………ただ、人が撃てないって聞いて…鳩原先輩の二の舞になってほしくないだけです』
貴「……そっか。ありがとね、千佳を気にかけてくれて」
絵馬『…別に』
貴「一応千佳は敵チームなのに、助言するのはユズルらしいわ。
ま、千佳の事は任せな。次戦う時は、強くなってるからな」
絵馬『……その時は遠慮しません』
ピッ
そう言いながら電話を切る
京介「……鉛弾か。確かに使用してる人、怜花さんや三輪先輩くらいですね」
貴「私が教えて、秀次は汎用射撃で使ってるからな」
…鉛弾、確かにまだ人が撃てない千佳には一番的確、か…?
★★
玉狛支部
ガチャ
貴「おはよ〜」
修「…あっ、おはよう御座います!あれ、鳥丸先輩も一緒でしたか」
京介「今日はバイトが休みだからな、1日居れるな」
玄関近くで修に会う