第8章 出会い4
貴方side
迅「遊真達はあっちか?」
貴「…」
迅さんに着いていくと、遊真という子とトリオンの重石である鉛弾が刺さった状態で秀次と陽介が倒れている
迅「おーなんだ遊真、結構やられてるじゃんか」
遊真「おっ迅さん、それに……?」
貴「………月宮怜花よ、一応よろしく空閑」
遊真「…どうも?」
三輪「……!怜花さん!?!」
貴「よ、秀次」
迅「油断したのか?」
遊真「いや、ふつうに手強かったよ」
貴「強いね、秀次を倒すんだから」
米屋「あ、怜花先輩!」
呼ばれた方を向くと、鉛弾で倒れている陽介がこちらに手を振っていた
貴「陽介もやられたな」
米屋「言わないで下さいよ〜(…この格好めっちゃはずい…)」
迅「なっ?秀次、だからやめとけって言ったろ?」
三輪「……っわざわざ怜花さんまで連れて、馬鹿にしに来たのか!?」
迅「ちがうよ、怜花を連れてきたのは遊真に会わせたいからさ。
それにお前らがやられるのも無理はない、なにしろ遊真のトリガーは黒トリガーだからな」
三輪「!黒トリガー!?」
奈/古「!?」
米屋「マジで?!」
自分同様黒トリガーの存在に驚きを隠せない秀次達
そして黒トリガーという言葉に疑問符を浮かべてる三雲
迅「むしろおまえらは善戦したほうだな。遊真におまえらを殺す気がなかったとはいえ……さすがA級三輪隊だ」
三輪「…」
修「…レプリカ、黒トリガーって何だ?」
レプリカ「黒トリガーとは、優れたトリオン能力を使った使い手が死後も己の力を世に残すため自分の命と全トリオンを注ぎ込んで作った特別なトリガーだ。
黒トリガーには、作った人間の人格や感性が強く反映されるため、使用者と相性が合わなければ起動できないという難点があるがその性能は通常のトリガーとは桁違いだ」
修「自分の命と全トリオンを……」
貴「…」