第7章 出会い3
貴方side
相討ちされそうになった遊真という子が上へ跳ぶと、別の場所から撃ち落とされる
貴「…!透と古寺もいるな」
三輪隊狙撃手の奈良坂透と古寺章平も、遠くに構えているのが見える
迅「俺は古寺の方に向かう。奈良坂の方を頼んだ」
貴「…分かりましたよ」
☆☆☆
奈良坂「三輪と陽介がやられた…?……奴は危険だ、今ここで排除する」
カチャ
貴「それ以上はやめな、透」
奈良坂「!?怜花先輩…」
隣に立つと、ビックリしたような表情でこちらを見る彼
貴「これ以上あの子を敵に回さない方がいい。って迅さんが言ってたよ……私もそう思うな」
奈良坂「…けど…」
貴「ひとまず、秀次達のとこ行こ?」
奈良坂「………分かりました」
__
古寺「!怜花先輩!?どうしてここに」
貴「迅さんに呼ばれたのさ」
透と一緒に迅さんの所に歩いてると、古寺にも驚かれる
貴「?!これは…?」
迅「レプリカ、さっき会ったんだ」
浮遊している黒い物体。聞けば遊真という子の黒トリガーでお目付け役でレプリカというらしい
修「(強い…!一発で逆転した……!)やっぱり迅さんの……」
迅「おれの言ったとおりだったろ?」
修「!」
勢いよく振り返った修くんは私達の顔を視界に捉えると、驚きと安堵の表情を見せる
修「迅さん!月宮先輩!」
迅「ビルの屋上でレプリカ先生とばったり会っちゃってさ、せっかくだから来てみた。…おっ、なんかかわいい子がいるな。はじめまして」
?「えっ…は、はじめまして」
貴「迅さん、怖がってる」
迅「すまんすまん」
突然声をかけられ驚いた様子の女の子、黒髪ショートの小柄な彼女は少し怯えたような目をしている
貴「ごめんね?はじめまして・・・私は月宮怜花、よろしく」
千佳「!は、はじめまして、私は雨取千佳です。よろしくお願いします!(綺麗な人…//)」
貴「ほうほう……千佳と呼んでいい?私の事も名前で構わない」
千佳「え、あ、は、はい!」
迅(…カワイイ子好きだもんね…彼女気に入られたね〜)