第79章 生駒隊
貴方side
?「初めましてっす!!」
?「何か久々に姿見たわ、元気にしてたん?」
貴「元気だよ水上。あと、えっと……」
南沢「南沢海っす!月宮先輩の強さはイコさんから聞いてたっす!俺とも模擬戦してください!今から!」
貴「今は無理、狙撃の方行くから。後日ならいいよ」
生駒「そんなん?!迅は居らへんし、怜花ちゃん見つけたやからチャンスやとおもったやのに」
貴「いや、他の人とやってくださいよ」
隠岐「……あの。イコさん達と、知り合いなんですか?」
貴「前に模擬戦で戦った時あるんだ、その時水上もいたな」
生駒「めっちゃ強いで怜花ちゃん!」
ゾロゾロと集まって話してきたのは、生駒隊の人達だった。
隊長のイコさん、その場に居た同い年の水上は以前模擬戦をした時があり顔見知り
貴「…同じ隊服って事は、貴方も生駒隊の人?」
隠岐「え、あ、はい。隠岐孝二って言いますわ」
生駒「うちのイケメン狙撃手やで!」
隠岐「いやいや、イケメンやないですって」
生駒「謙遜とかええて。めっちゃモテるんやで」
隠岐「モテませんって。毎回それ言うの止めてくださいよイコさん」
貴「確かに、隠岐モテそうだね。カッコいいし」
隠岐「!?…え、か……」
生駒「やっぱ怜花ちゃんもそう思うやろ?!」
貴「ですね〜」
水上「…顔真っ赤やで隠岐、珍しい事もあるんやな~」
隠岐「…っ見んといてもらえますか…っ//」
水上「ま。良かったやん、憧れてる怜花から言われて」
イコさん達と話してると、時間が過ぎていくのがわかる
貴「イコさん、狙撃訓練場に行きますね」
生駒「…!そうや。隠岐も一緒にやってきたらどうや?」
隠岐「!?」
水上「ええ案ですわ。もうミーティングもないし」
生駒「万能手の怜花ちゃんと一緒にやってきたら勉強になるで!」
貴「大袈裟ですわ。後輩も居るし…そもそも隠岐も用事あるん…」
隠岐「…あ、あの!全然暇なんでっ、月宮さんがええなら… 」
貴「…そう。じゃあ行こうぜ!」
そう返しながら、隠岐と一緒に訓練場に歩き始める
生駒「…あんな照れた隠岐、初めて見たわ」
水上「憧れやからしょうがないでしょ」