第77章 日常3
犬飼side
犬飼「辻ちゃん全敗??」
辻「……はい」
貴「だいぶ強くなったね」
辻「そう言いながらサクっと勝ったじゃないですか…」ムス
貴「だって負ける気ないし…あ、辻。さっきの模擬戦なんだけど…」
落ち込んでる辻ちゃんに駆け寄り、さっきの模擬戦にてアドバイス等を話している怜花。
隊員でもない彼女だが、弟子にははっきり反省点や良い点はちゃんと伝える。
平等なとこがあるからこそ、弟子が多いよね。
影浦「怜花、用あるから行くわ」
貴「用?」
影浦「……空閑と、模擬戦約束してんだよ」
貴「え、遊真?…え、遊真??」
犬飼「何で2回言ったの」
驚愕しながら何度も訪ねた怜花に突っ込む
貴「だってカゲ、チビ!とか言いながら嫌ってたでしょ?!」
影浦「…いや…」
貴「!あ、まさか気に入った?戦って気に入った??」ニヤニヤ
影浦「っちげーよ!ニヤニヤすんなっ!!//」
犬飼「へぇ~、カゲが空閑君をね〜」
貴「絶対気に入ると思ったんだよね〜」
影浦「ちげーって言ってんだろ!!//」怒
辻(…こういう誂う時って、怜花さんと犬飼先輩って息合うよな)
2人でカゲを誂ってると、目の前らへんに話していた空閑君が居た。
犬飼「ねぇ、あれ空閑君じゃない?」
影浦「!……おい空閑!!」
遊真「…む。影浦先輩……ん?怜花先輩に、二宮隊の…」
貴「やっほー」
加古「あら、怜花に影浦君じゃない」
柿崎「久しぶりだな」
影浦「ザキさん……ファントムババァ」ボソ
貴「カゲ、失礼でしょ」
空閑君の周りには、柿崎さんと加古さんが居た。
貴「……?辻、どうしたの?」
辻「え…あ、いや、その…」
加古さんを観るなり、オロオロしながら怜花の後ろに隠れる辻ちゃん
加古「…あら、貴方達二宮君の隊の人達でしょ?」
犬飼「そうですよ〜」
加古「大変でしょ、あんな堅物男の下じゃ」
そういえば二宮さん、加古さんとはあんま仲良くない感じだっけ…