第75章 日常2
犬飼side
荒船「明日学校休みか…怜花はバイトか?」
貴「明日は休み。だから千佳達と狙撃訓練してくる」
荒船「……じゃ、じゃあ俺も一」奈良坂「怜花先輩!一緒にやってもいいですか?!」
貴「?千佳達居るけど?」
奈良坂「構いません」
荒船「っおいこら奈良坂!遮ってんじゃねーよ!!」怒
奈良坂「すみません、声が小さくて聞こえませんでした」
荒船「ああ?」イラ
……賑やかだねぇ…
近くで軽く口論を始める荒船と奈良坂君、言わずも怜花関係である。
犬飼「狙撃訓練だけ?模擬戦は行かないの?」
貴「…少しだけ行くかな。カゲともする約束してるし」
犬飼「ふーん。…じゃあさ、俺も観に行」辻「あ、あのっ、影浦先輩の後で良いので、久々に俺と模擬戦してくれませんか?」
貴「…そうだね。久々に10本勝負しようか」
辻「!ありがとうございます!」
犬飼「っっ辻ちゃん!なんで遮んの!?いつもタイミング悪すぎ!!」
辻「……別に、わざとじゃないですけど」
犬飼「目逸らしながら言わないでくれる??」
タイミングを図ったのか、毎回辻ちゃんに遮られるように感じる。
最近怜花に関して、何かと張り合ってくる
多分それは、俺と同じで怜花を恋愛感情で好きだから。
女性が苦手な彼が、ここまで話しかけるのは慣れてる以上に同じ感情があるからだとすぐわかる
…でも、いくら隊の後輩でも…彼女の隣は譲れない。
貴「…皆仲良いね〜」
氷見「…ですね(怜花さん関連で口論してるなんて気付かないか…)」苦笑
★★
貴方side
模擬戦、ロビー会場
10本勝負
影浦 2-8 月宮
影浦「…っあ〜くそっ、また負けたじゃねーか!」
貴「はっはっはっ!まだまだだな、カゲ君よ」
影浦「止めろそのキャラ、苛つく」
辻(……相変わらず凄い。影浦先輩のスコーピオンも、難なくかわしてたし)
犬飼「負けたねカゲ〜」
影浦「何でコイツが居る、帰れ」
犬飼「酷くない??」
翌日、本部にてカゲと模擬戦をやっていた。
次に戦う辻と、見学にきた澄晴も近くに居る