第67章 上位戦1
貴方side
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B級ランク戦第四部
玉狛第二、二宮隊、影浦隊、東隊の4チーム
転送されたステージは“市街地B”/天候“雪”
☆☆
玉狛支部
貴「市街地Bで雪マップか……東さんではなさそう」
京介「確かに…他の2人のどっちかでしょうか」
バイト終わりの私と京介は、会場には間に合わない為玉狛支部で観ている。
因みに桐絵やレイジさん達は居ない
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風間『いきなりMAP予想外したな』
加古『これは東さんの趣味じゃないわ。きっと小荒井くんよ、小荒井くん』
解説の加古さんも、どうやら私も同じ気持ちみたい
綾辻『転送位置はどの部隊もほぼ均等にバラけています。
雪上戦をしかけた東隊、そして仕掛けられた他の三部隊はどう動くか!』
各自配置され動き出しながら始まる
綾辻『一斉に動き出す各隊!東隊と玉狛第二は隊員の合流を選択!
影浦隊はこのまま急戦を狙う模様!…珍しく二宮隊の動きが鈍いようですが…?』
風間『いつになく慎重だな。東さんを良く知っているだけに、雪MAPの意図を図ろうとしてるのかもしれない』
加古『雪MAPは絶~~っ対、東さんの作戦じゃないわ。そんな事も見抜けないなんて、まだまだね』
…確かに動きは鈍いけど、多分にのみゃーさんはただ単に考えてる。
どういう作戦で勝ち上がるか…
京介「……怜花さんは、この試合どう観ますか?」
貴「…"今は"、勝つのは難しいかもしれないな。遊真達は」
京介「…………俺も、同感です」
京介が真剣な表情で聞いてきて、思ってる事を言うと同意してきた
京介「修には自分なりには教えてきました。それでも…遊真は除いても経験の差がある。
特に今回は上位チームです、簡単に勝てるほど弱くないからこそ…」
貴「京介、最初色々悩んでたもんね。修の修行」
京介「まぁ……転向希望してから自分なりに考えたんですけどね」
最初目立った才覚の無い修の指導方針に凄く悩んでいたが、銃手への転向を希望してきた事から、「能力の低さを発想と工夫で補う」射手スタイルを勧め、戦術やトリオン分割の基礎を教えこんだりと京介なりに教えていたみたい。