第66章 和らぎ
貴方side
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影浦隊室
ガチャ
?「?……おっ、怜花じゃねーか!久々だな!」
貴「あ、光。やっほー」
カゲに連れられ来たのは、彼の影浦隊の隊室。
中には、影浦隊オペレーター"仁礼光"がコタツで寛いでいた
カゲ達より1つ年下だが、タメで話す性格
因みにこのコタツは、彼女の自前で置いてあるやつである
仁礼「カゲと一緒だったのかー?」
貴「偶然だよ」
仁礼「そーなんだ!まぁ、しばらく寛いでけよ」
貴「…そう?ありがとねー」
そう言いながらコタツに座る場所を開けてくれる彼女、時間もあるし休んで行こうかな
コタツに腰を掛けると、しばらくしてカゲも隣に座る。
貴「あ、光。良かったら食べる?」
仁礼「!いいのか!?お菓子!……!あ、飲み物買ってくるな!リンゴジュースだよな?」
貴「え、いいよ」
仁礼「いいって!ジュースくらい奢らせろ!」
本部に来る前買ったお菓子をあげると、ジュースを奢ると言いながら隊室を出ていく光に唖然。
行動力はや……
影浦「ったく。相変わらず騒がしいやつだぜ」
貴「私は楽しいけどね」
テーブルに肘を付きながら、軽く文句を言ってるカゲだが自分は彼女の性格は結構好きなので気にしてない
………にしてもなんか、眠たそうじゃない??
貴「カゲ、少し寝たら?肩、貸すよ」
影浦「…!」
貴「……寝れてないんだろ、休めよ」
影浦「…………わりーな」
ボスッ
遠慮がちに肩に頭を寄せながら、静かに目を閉じるカゲ。
しばらく見てると、静かな寝息が聞こえる
SEの事もあり、恐らく周りからの反応でいつも疲れる姿が多々見られる。
だから他人と無意識に関わりを持ちたくないのか、彼の人柄が良いのは私含めて少数しかわかってないだろう
………だからこそ、何かしら似てる遊真なら気に入ると思うんだけどな
そのあと光や、他の隊員の絵馬ユズルや北添尋が入ってくるなりカゲが寝てる事に対して驚いてるみたい
どうやらあんまり人前では寝ないらしい……そうなんだ←心を許してる事に気付いてない