• テキストサイズ

玉狛のもう1人のS級は最強美女

第65章 影浦雅人2


空閑side

貴「あ!ほら、カゲ。コイツが遊真だよ!前にメールでお気に入りだよって連絡したでしょ」

影浦「……お気に入りなのが、イマイチ理解できねーぜ」



そう言うと、影浦先輩は背を向ける





村上「おい、来たばっかりだぞ」

影浦「ここはギャラリーが多くてイライラすんだよ。

おいチビ、俺と戦って情報集めしたかったんだろーがバカ正直に手伝う義理はねぇ。
俺らははっきり言って遠征なんざどうでもいい。

が、俺らより弱えーやつらを上に行かせるつもりもねぇ。A級に上がりたきゃ俺らに勝ってから行くんだな、チビ」








ガシッ



貴「え?ちょっと?」

影浦「少し付きあえ」



影浦先輩は、怜花先輩を引っ張りながら何処かへ連れて行く。












遊真「…影浦先輩のサイドエフェクトって、ホントに心が読めるわけじゃないよね?実際はどんなやつなの?」

村上「…呼び方はたしか”感情受信体質”。
本人が言うには自分に向けられてる他人の意識や感情が肌にチクチク刺さる、感覚があるらしい」


聞いた時ないサイドエフェクトだな…




村上「恐れ、信頼、憎しみ、感謝、軽蔑、尊敬、期待、心配…刺さり方にはそれぞれ違いがあって負の感情ほど不快に感じるそうだ。
だからまあ、さっきみたいなことも時々ある」

遊真「…なるほど、そりゃ大変だな…」




村上「攻撃的でデリカシーは足りてないが、根は単純で裏表のないやつだ。たぶん空閑とは仲良くなれるよ」

遊真「ふむ?」


村上「性格の話だよ。こないだの試合でおまえと戦ったときなんとなく雰囲気があいつに似てると思ったんだ」

遊真「なるほど…三3三」




村上「……多分、怜花もそれに気付いてカゲに話してたんじゃないかと思うんだ」

遊真「怜花先輩が……そういえば、さっき心を許してる?1人とか言ってたような…」




村上「ああ。怜花は性格もはっきりしてるし人付き合いも良い、隣に居ると落ちつく感じだ」

遊真「ふむ、それは何となくわかりますな」






村上「言いたい事ははっきりズバッと言うから、唯一心に思ってる事がない。
だからこそ、カゲも気を許してるんだと思う」

遊真(……確かに、怜花先輩に嘘は一度もなかったな…)






そんな話しをしながら、引き続き村上先輩と模擬戦を開始する…
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp