第62章 焼肉2
犬飼side
犬飼「ちょっと辻ちゃん!怜花に抱きつかないでよ!!」
辻「ムッ…嫌です!てか犬飼先輩も抱きついてるじゃないですか!」
犬飼「俺は親友だから良いんです〜!」
貴「っ、く、苦しいっ…」
二宮「犬飼、辻。怜花から離れて早く座れ」ギロッ
犬飼「……はーい」
辻「すみません…」
辻ちゃんと、怜花の事で口論してると睨みを聞かせた二宮さんがあまりに怖く離れて座る
貴「ふう……亜季は?」
犬飼「ひゃみちゃんは、用事あって来ないよ」
さり気なく隣に座る自分、彼女の質問に答えながらメニュー表を渡す。
貴「…」ジー
辻「……?怜花さん、どうしました?」
犬飼「もしかして遠慮してる?大丈夫だよ、二宮さんの奢りだし!!」←
二宮「お前が威張んじゃねぇ」
貴「…いや、その、焼肉食べに来るの久々過ぎて、何頼めばいいか分かんなくてさ…//」
犬飼(……え、か、可愛い過ぎなんですけど…//)
辻「…//」
恥ずかしいのか顔を赤くしながら話す姿に、こっちも赤くなってしまう。
何頼めばいいか分からない等、また理由も可愛いし
辻ちゃんも、顔をそむけながらも顔が赤い
…そういえば、家族やバイト事情もあって外出はあんましないんだっけ…
犬飼「…!じゃあ、俺が頼むやつ一緒に食べよ!」
貴「え、うん。ありがと」
辻「あ、ギアラも食べてみて下さい!」
犬飼「ちょっと辻ちゃん!それ噛み切りにくいやつじゃん。自分だって噛み切りに遅いくせにさ〜」
辻「うっ……で、でも美味しいので…」
貴「そっか、じゃあそのオススメも食べてみるよ」ニコ
辻「!」パアァ
……怜花って、後輩に甘くない…?
犬飼「あ、飲み物どうします?」
二宮「ジンジャエール」
辻「烏龍茶でおねがいします」
貴「…リンゴジュース」
犬飼「ほんと好きだね〜」
学校や本部でも、主にリンゴジュース飲んでるしね。
★★
オマケ
犬飼「はい、怜花。あーん♪」
貴「え」
辻「犬飼先輩!どさくさ紛れて何してんですか!」怒
犬飼「いいじゃん別に!」
二宮「お前ら、静かに食えねーのか」
食べ終わりまで終始賑やかでした