第61章 焼肉1
貴方side
二宮「出水、おまえやたら玉狛を評価してるが玉狛第二が太刀川隊に勝てると思うか?
怜花も、後輩だからって甘すぎないか。個人戦で勝負する際で勝てると思うか?」
出水「…まさか、さすがにそれはないです」
貴「…誰が来ようと、負ける気なんて一切ありませんけど?」
二宮「だろうな、つまりはそういうことだ」
私も公平も、きっぱり断言する。遊真達を応援してようと、まだまだ負けるつもりは一切ない
出水「でも雨取ちゃんの火力は侮れないと思うけどな~。その気になれば狙撃以外もできるわけだし。前にアステロイド撃つとこ見たんすけどギャグみたいな威力でしたよ」
二宮「いくら威力があってもやれることは土木工事だけだ。今日の試合を見りゃわかる、はっきりとな。あのちび大砲は…人が撃てない」
貴「…」
犬飼「…そうなの?怜花」
貴「……言うとでも思うか?」ニコ
犬飼「だよねー」
…やっぱ、にのみゃーさんは千佳が人を撃てないのわかっちゃうか。というか多分澄晴も
二宮隊に以前居た鳩原ちゃんも、千佳同様人を撃てないとにのみゃーさん達から聞いてる
ガタッ
二宮「試合も終わったし帰る。行くぞ、犬飼」
犬飼「はーい」
椅子を立ち上がる2人、一緒に立つ辺りどこか行くのかな?
二宮「……怜花、お前今から時間あるか?」
貴「?…まぁ、玉狛支部帰るだけですけど」
二宮「なら丁度いい。一緒に焼肉行くぞ、辻も会いたがってるし来い」
犬飼「!ナイス二宮さん!行こ行こ!!」
ガシッ
又もや澄晴に手を引っ張られる私、ビックリしすぎて反応が遅れる。
貴「…え、ちょ、待て!私そんなお金持ってないんですが!?」
二宮「馬鹿か、誰が払えって言った。俺の奢りに決まってるだろ」
貴「え、マジか?!」
犬飼「マジマジ。さ、行こ〜!バイバイ、出水君!」
出水(……二宮隊って、本当怜花先輩好きだな。他の隊も仲良いけど、ダントツだよな…)
★★
焼肉店
ドンッ
貴「ぎゃっ?!」
辻「怜花さん!久々です!!」
にのみゃーさん行きつけの焼肉店につき早々、辻に抱きつかれた。