第55章 村上鋼2
貴方side
緑川「どしたの、荒船さん?遊真先輩に負けて熱くなっちゃった?」ニヤニヤ
荒船「……緑川」
ガッッ
荒船「てめぇ、俺が負けるって予想してたらしいな??」
緑川「俺のサイドエフェクトが、そう言ってたのだっ」
荒船はムカついたのか、駿をヘッドロックする。
ガシッ
貴「?!」
荒船「!おい、緑川!怜花の後ろに隠れてんじゃねーよ!」
緑川「べーだ!荒船さん、怜花先輩には強く出れないもんね~」
荒船「ってめぇ…」
貴「止めとけ荒船、個人戦する時間なくなるよ?"駿が苛つくのはいつもの事でしょ"」
荒船「……そうだな。久々に、個人戦相手になってくれねーか?」
貴「まぁ、時間あるからいいよ」
緑川「ちょっと怜花先輩、何気に酷い!!」泣
遊真「ドストレートに言われたな」
米屋「……たまに天然ばりに毒はくよな…」苦笑
荒船とブースに入ろうとすると、何だか周りがザワザワし始める。
?(…?なんだこの雰囲気)
貴/荒船「…」
ロビーに入って来たのは、次の遊真達の相手
鈴鳴第一のNo. 4 攻撃手 村上 鋼
修「あの人は…?」
貴「…鈴鳴第一の村上鋼。攻撃手ランク第四位。荒船が攻撃手をやめる理由になった人」
修(!攻撃手ランク第四位村上先輩…!)
荒船「鋼」
村上「荒船…こっちにいるのはめずらしいな。試合の録画見たぞ。久々に孤月使ってたな」
荒船「見んなよ」
貴「やっほー、村上」
村上「!怜花、久々だな。個人戦するのか?」
貴「ああ、荒船とね。後、うちの後輩見に来たのさ」
村上「…玉狛の?」
貴「ほら、あそこの2人。おーい!遊真!修!」
近くで観ていた2人を呼ぶ
貴「次の相手の鈴鳴第一の村上だよ」
遊真「"すずなり"……次の玉狛うちの相手か」
貴「そうだよ」
村上「はじめまして。オレは鈴鳴第一の村上鋼」
遊真「どうもどうも。玉狛第二の空閑遊真です。あっちにいるのがうちの隊長のオサムです」
修「は、はじめまして」ぺこ
村上「よろしく」
2人は、礼儀正しく村上に挨拶をし始める