第49章 空閑vs荒船1
三雲side
ドゴンッという音がして、荒船さんが足場にしていた家が木っ端微塵に破壊される
それと同時に、また多方向からの連続狙撃が襲ってくる
狙撃は止まずに俺達を襲い続けるが、俺のレイガストが割れた瞬間、急に狙撃が止まる
遊真「作戦成功か?」
千佳「…うん、荒船隊と諏訪隊がぶつかってる!」
空閑の質問に、千佳がアイビスの標準を覗き込んで答える
修「荒船隊を捕まえた!このまま乱戦に持ち込むぞ!」
遊真「OK。こっからは俺の仕事だな」ニヤ
修「千佳は此処から別行動だ!絶対に顔は出すな!宇佐美先輩の指示を聞いて、もし僕がやられたらベイルアウトしろ!」
千佳「…うん、分かった!」
修「空閑!点を取りに行くぞ!」
遊真「おう!」
★★
空閑side
上は大分激しい戦いをしているようで、下から駆け上がってくるウチ等には全く気付かない
途中で修と分かれ、俺だけになる
そう言いながらグラスホッパーを起動しながら走ってると
ドンッ
遊真「ん?」
上から狙われる、おおよそ荒船隊の誰か
同時に、一気に目の前のビルを駆け上がりながらビルの頂上に飛び出し攻撃を仕掛ける
カッ
半崎「うお、速っえ!」
急所を外された…やっぱりスピードが甘かったか
遊真「!」
ドドドド
後ろにいた諏訪隊の銃撃で、荒船隊の人が限界を迎える
遊真「昨日ミドリカワに教わったやつを試すか…」
その会話と同時に、銃口が俺に向けられる…が乱射される弾を素早く避け右上に飛び出す
堤(速い…!でも、そのくらい動けることは…もう知ってるんだよ!)
銃口を向けると同時に、グラスホッパーを使って左下に一瞬で移動する
スコーピオンで諏訪隊の人を真っ二つにし、ベイルアウトさせた
次に居場所が分かっている荒船隊の穂刈さんを狙う。
もう射線は分かっているから、狙撃されてもシールドで防げる
けど次の瞬間、隣の壁に亀裂が走る
ガッッ
遊真「!?」