第42章 近界民の世界3
貴方side
レプ《断言はできない。未知の国が攻めてくる可能性もわずかだがある。
また惑星国家のように決まった軌道を持たず、星ごと自由に飛び回る“乱星国家”も近界には存在する》
風間「…とりあえず、ややこしくなるので話を戻しましょう」
話を戻すと、先日の爆撃型トリオン兵と偵察型トリオン兵。
あれらを大規模侵攻の前触れとして対策を講じるという話だったはず。
遊真「可能性が高いのはアフトクラトルかキオンだな。イルガ―使う国ってそんなにないし…っていうか、そういうの迅さんのSEで予知できないの?どこが来るとか」
迅「俺は会った事もない奴の未来は視えないよ。“近々何かが攻めてくる”っていうのはわかっても、そいつらが何者かは分からない」
游真「ふむ、なるほど三3三」
迅さんの説明で、空閑は納得したよう。
城戸司令や忍田さんは、"アフトクラトル"と"キオン"の国に気を付けながら会議は終了する。
★★
会議終了後、私は狙撃場に訓練しに来た
貴「荒船!お待たせ」
荒船「!怜花」
奈良坂「!!怜花先輩!」キラキラ
古寺「お久ぶりです!」
貴「おっ、透に古寺も練習?」
奈良坂「はい」
近くには透達も練習していた
当真「久々じゃねーの」
貴「当真も居たんだ」←
当真「最初から居るわ!!」ムカ
冬島隊、狙撃手の当真勇。同い年だが全く見えない(失礼)
当真「一緒に練習しようぜ?」
貴「え?……荒船も一緒で良いな」
奈良坂「怜花先輩、俺も一緒にやります!」
古寺「俺も!」
貴「え、うん。まぁ、全然大丈夫だよ。ね、荒船!」
荒船「えっ……そうだな(……っコイツら、ゾロゾロと……せっかく、久々に2人で練習出来っと思ったのに…)イライラ
千佳(…怜花先輩、人気過ぎて…ち、近寄れない…)汗
出穂「やっぱ綺麗だな月宮先輩〜。千佳は教えてもらえて羨ましい…」
千佳「う、うん。怜花先輩、優しいし教え方上手いよ//」ニコ
出穂「……羨ましいぞコノヤロー!!」
ムニムニ
千佳「い、いひゃいよ。出穂ちゃん…」
二宮隊室に行くまでの間、皆で狙撃練習をしていた…