第38章 正式入隊日3
貴方side
風間さんが別の場所に歩いていくのを見てると、別の場所を観戦していた嵐山さんがきた
嵐山「三雲くん大変だ。きみたちのチームメイトが…!」
修「え?」
嵐山さん曰く、C級の狙撃訓練中に千佳が放った弾丸で本部内の壁に大きな穴を開けたとか
それを聞いた三雲と空閑、何故か空閑は私の腕を引っ張り急いで千佳がいる場所へと向かう
……何で私も??
★★
狙撃訓練場
ダンッ
修「千佳!!」
私達は、狙撃訓練場に入る
そこで見たのは…
鬼怒田「そうかそうか。千佳ちゃんと言うのか」
千佳の頭を撫でている鬼怒田さんの姿。
……そういえば、別れて暮らしてる娘さんってちょうど千佳くらいだったな
千佳「!怜花先輩、修君、遊真君」
貴「よ、千佳。派手にぶっ放したな〜」
千佳「うっ……ごめんなさい」
貴「謝らなくて大丈夫だよ。ね、鬼怒田さん?」
鬼怒田「そうだな。あの壁もトリオンで直せるから気にせんでいい」
それから鬼怒田さんは三雲の所に行き、肩パンしながら千佳を面倒見ろとか何とか言いながら訓練場を後にする
すると
?「怜花、来てたのか」
貴「…!荒船、久々だね〜」
荒船「よっ」
後ろから声を掛けてきたのは、荒船隊の荒船哲次。
クラスは違うが、同じ学校で同い年である
荒船「あいつ、お前の後輩か?」
貴「千佳?そうだよ、凄いでしょ」
荒船「トリオン半端ねーな」
貴「私と同じくらいあるよ~、必ず上に上がってくる」
?「怜花の後輩か。だから基本的な事が出来てたんだな」
貴「あ、東さん。ドモ……私とレイジさんで教えてますからね」
東「…木崎か。なるほどな」
近寄り話してきたのは、東隊の東春秋。
狙撃手として、かなりの腕前な人で私も尊敬している
東「しかし久々に会うな。今日は一日居るのか?」
貴「はい。…今から城戸司令に呼ばれてるんで、終わったら狙撃訓練場で少し行こうかなと」
荒船「!…じゃあ、会議終わったら一緒に訓練しようぜ」
貴「いいよ」
荒船と東さんに一旦挨拶しながら、迅さん達との待ち合わせ場所に歩き始める