第36章 風間vs三雲1
貴方side
京介「…まさか、風間さんがあんな事言うなんて」
貴「うーん……。何か考えてたし、確かめたいのかな」
モフモフ…
遊真「……怜花先輩、何故俺の頭を撫でてるんだ?」
貴「ん。フワフワで触ってみたいから………!!」ハッ
遊真「ほぉほぉ」
貴「ち、違う!べ、別に可愛いとか思ってないけど!!」
京介「…さっきから本音がダダ漏れですよ、なんだかんだで空閑を気に入ってますしね」ニコ
貴「っ京介は黙ってな!!//」
京介「…っちょ、冗談ですって…」
誂う幼馴染みを、後ろから軽くヘッドロックをかける。
すると、三雲の負けを知らせるアナウンスが何度か響く。
★★
木虎「怜花先輩、烏丸先輩。もうやめさせてください、見るに堪えません」
近くに寄りながら藍が私達に言ってきた。三雲の心配かと思ったが違うみたい
遊真「オサムだって今すぐ勝てるとは思ってないだろ、先の事を考えて経験を積んでんだよ」
木虎「“ダメで元々”、“負けも経験”…いかにも三流が考えそうなことね。
勝つつもりでやらなきゃ、勝つための経験は積めないわ」
貴「お、いい事言うね。藍」
木虎「!い、いえ、それほどでも//」
しばらくして、風間さんと何やら話していた三雲はもう一回挑むようだ。
遊真「あれ?まだやるみたいだぞ」
木虎「なんで!?もう十分負けたでしょ…!?」
遊真「さぁ…何か喋ってたぽいけどな」
貴「…」
《ラスト一戦 開始!》
開始早々カメレオンを発動する風間さん。
三雲はトリオンキューブを出現させる。
すると
貴「……へぇ」
超スローの散弾を室内いっぱいにばらまいた、トリオン切れがない訓練室だからできたこと
京介「風間さんは透明のままじゃ、弾丸を防御出来ない。考えたな修」
貴「ま、カメレオン無しでも風間さんは強いけど…(どうする三雲?)」
パパパッ
スコーピオンで散弾を切っていく風間さん
道が開けると、風間さんは一直線に三雲めがけて走る。
修は右手に小さなキューブを作る
木虎(弾丸の壁で動きを制御して、大玉で迎え撃つつもり…!?)