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玉狛のもう1人のS級は最強美女

第31章 2人の思い3


貴方side

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別に場所を移動しながら2人と話す





太刀川「…まったくお前は意味不明だな。何あっさり…ボリッ"風刃"渡してんだよ。怜花もだぞ…ボリッ・・・勝ち逃げする気か?ボリッボリッ・・・今すぐ取り返せ!それでもっかい勝負しろ!」

迅「無茶言うね太刀川さん」




風間「黒トリガー奪取の指令は解除された・・・"風刃"や"夜月"を手放す気がボリッ・・・あったなら最初からボリッ・・・そうすればよかっただろう・・・ボリッボリッ」

貴「…私も迅さんと同じ気持ちなんで…ボリッ」



迅さんから貰ったぼんち揚げを食しながら口を開く私達。途中途中咀嚼音が混じって話の内容が分からない







風間「それでだ迅、わざわざ俺たちと戦う必要もなかっただろ」

迅「いやあどうかな。昨日の段階じゃ風刃に箔が足りなかったと思うよ。太刀川さんや風間さんたちのおかげでやっと鬼怒田さんたちを動かせたって感じかな」



風間「・・・A級上位の俺たちを派手に蹴散らすことで、風刃の価値を引き上げたということか?」

迅「ご名答、それがプランB」

風間「まったくムカつくやつだ」







太刀川「そうやって風刃や夜月を売ってまで近界民をボーダーに入れる目的はなんだ?何を企んでる?」


貴「……何か城戸司令と同じ事聞かれたんですが」

迅「確かにな…」



先程上層部に話した内容を簡潔に話し始める







迅「その玉狛に新しく入った遊真ってのが結構ハードな人生送っててさ、おれはあいつに楽しい時間を作ってやりたいんだ」


風間「…怜花は?」

貴「……迅さんと同じ理由なもんです、単純に空閑を気にいりました」







太刀川「……楽しい時間・・・それとボーダー入隊がどう繋がる、何か関係あるのか?」


迅「もちろんあるさ。おれは太刀川さんたちとバチバチ戦り合ってた頃が最高に楽しかった。ボーダーにはいくらでも遊び相手がいる。きっとあいつも毎日が楽しくなる。あいつは昔のおれに似てるからな」





きっとその言葉の意味は、空閑が父有吾さんを亡くしたように最上さんを亡くしているから
迅さんの眼が揺らいでいるように見えるのはきっと思い出してるのかな
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