第3章 呼びだし2
貴方side
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ボーダー本部
ザワザワ…
男1「おい…あれって」
男2「月宮先輩だ…」
女1「相変わらず美人…//」
女2「久々に姿観られた//」
……何か、周りから観られるな……やっぱ久々に来ると珍しいかな…?←容姿に鈍感
すると
ドンッ
貴「?!」
?「……怜花さん…」
貴「…久しぶりだね、秀次」
歩いてると後ろから抱きつかれる、振り返らなくても声で分かった
三輪隊.隊長の三輪秀次。一応彼とは師弟関係である
三輪「…!すみません、本部に居るなんて珍しくてつい…」
貴「全然大丈夫大丈夫!城戸司令に呼ばれてね」
三輪「……あ、あの。自分も城戸司令に用事があるので、一緒に行っていいですか?」
貴「そうなの?じゃあ行こっか」ニコ
彼と並びながら指令室を目指しながら歩いていく
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本部室
プシュー
自動ドアを括り中に入ると、自分以外の全員が揃っているのか開かれたドアの方へ一斉に顔を向ける
貴「月宮怜花、到着しました」
城戸「ご苦労、座ってくれ」
?(………綺麗な人だ……あの人…//)
貴「?(初めて観るな…この眼鏡の子…)」
迅「やっほー怜花!秀次もお久!」
貴「…相変わらず元気ですね、迅さん」
三輪「……フン」
室内にはボーダーのトップである最高司令官…城戸正宗司令と直属の上司が集まっていた
その中に本部長補佐である女性と見知らぬメガネの少年
そして声を掛けてきたのは、同じS級で玉狛支部の迅悠一
折り合いが悪く、秀次は迅さんを無視しながら城戸司令の近くに歩いていく
私は迅さんの隣に座る
根付「話を再開するが、このままでは三門市を去る人間も増えるでしょう。被害者への補償も大変な額になりますよ、ねぇ唐沢さん」
唐沢「いや、金集めは私の仕事ですから。言ってもらえれば必要なだけ引っ張ってきますよ。
しかし、今日みたいな被害が続くとさすがにスポンサーも手を引くかもしれませんね、開発室長」
唐沢さんというボーダーの営業部長は、涼しい顔付きで開発室長である鬼沼田さんに話を降る