第20章 守る
貴方side
迅「…それで、お願いがあるんだ」
貴「………私も、協力しろって事ですよね?」
迅「流石わかってるね」
普通なら近界民なんて、絶対に庇わないし引き受けもしない。
どんな理由だろうと、家族を失った記憶は消えない
けど、、迅さんのサイドエフェクトや空閑自身を少し知ってるからこそ………守りたい
貴「……分かりました。協力します、私も……空閑を守りたいので」
迅「!!…良かった良かった、遊真を気に入ってくれて」
貴「イチイチ言わんでいいです!!ただ、太刀川さんや風間さんはお願いしますね」
迅「わかった。じゃあ、怜花は嵐山隊と秀次達を頼む」
………嵐山さん達も来てくれるのか…
軽く3日後の事を計画していた
☆☆☆
?side
ボーダー本部
?「門発生、門発生。遠征艇が着艇します。付近の隊員は注意してください」
ボーダー本部中庭にて門が発生する。ズズズという音ともに現れたのは巨大な飛行艇_俗に言う遠征艇が1ヶ月ぶりに帰還した
鬼怒田「待ちくたびれましたな」
?「遠征部隊の帰還です」
☆☆
?「これが今回の遠征の成果です。お納めください城戸司令」
城戸「御苦労、無事の帰還何よりだ。ボーダー最精鋭部隊よ」
アタッシュケースに入った未知のトリガーを城戸司令へ差し出したこの男
そしてその後ろに立つ2人の男は遠征艇に乗車していた最精鋭部隊のメンバー
A級2位、冬島隊所属のNo.1スナイパー 当真勇
A級3位、風間隊隊長のNo.2アタッカー 風間蒼也
A級1位、太刀川隊隊長のNo.1アタッカー 太刀川慶
鬼怒田「おお、すばらしい!未知の世界のトリガー!これでボーダーのトリガー技術は更なる進化を遂げるぞ!」
当真「鬼怒田さんさ~、遠征艇もうちょいでっかく作れね?おれ、足長ぇから窮屈で死にそうだったぜ」
鬼怒田「バカ言え!あれよりでかいのを飛ばそうと思ったら、怜花ちゃんのトリオンがあっても足らんわい!」
当真「ありゃそーなの?」
当真の要求に顔を顰める開発室長、遠征艇を拡張にはトリオンが必要となるためそう簡単には易々とできるものでは無い