第12章 信用4
貴方side
修「目的…そういえば"父親の知り合いがボーダーにいる。その知り合いに会いに来た"…確かそう言ってました」
忍田「ボーダーに知り合い!?誰のことだ?」
修「いや、名前は聞いてないんですが…」
どうやら空閑のお父さんはこの世界と関わりがあるみたい、ボーダーに知り合いがいるとなると古株だと考えられる
鬼怒田「曖昧すぎで何の足しにもならん話だな!」
根付「キミの作り話じゃないだろうねぇ?」
唐沢「その父親の名前は?……いや、きみの友人本人の名前でもいい」
修「父親の名前はわかりませんが、本人の名前は…空閑遊真です」
忍田/林藤「空閑…!?」
城戸「空閑……だと…!?」
"空閑"という名前を聞いた林藤支部長、忍田本部長、城戸司令は驚きの顔に満ち溢れていた
三雲(ど、どうなってるんだ?空閑の親父さんっていったい何者…!?)
城戸「…空閑……"空閑有吾"か…?!」
三雲(城戸司令、忍田本部長、林藤支部長……この3人が空閑の親父さんの知り合い…!)
鬼怒田「クガ…?何者ですかなそのクガとやらは?」
根付「我々にもご説明願いたいですねぇ」
忍田「空閑有吾…有吾さんは、4年半前にボーダーの存在が公になる以前から活動していた。言わば、旧ボーダーの創設に関わった人間…ボーダー最初期のメンバーの一人だ。
私と林藤にとっては先輩にあたり、城戸さんにとっては同輩にあたる」
修(空閑の親父さんがボーダー創設期のメンバー…!?あいつ適当なことを……いや単に知らなかっただけか?)
忍田「有吾さんは……その子の親は今どこに?きみは聞いてないか?」
修「…空閑の親父さんは…亡くなったと聞いてます」
忍田「!?」
城戸「……」
林藤「…!」
…父親が亡くなった……ということは空閑の黒トリガーは恐らく…