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玉狛のもう1人のS級は最強美女

第10章 信用2


貴方side


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ボーダー本部






城戸「……なるほど、報告御苦労」



ボーダー本部会議室へと足を踏み入れると、上層部の面々が揃っている
先程迅さんと話していた内容について





鬼怒田「まったく……前回に続いてまたおまえか。いちいち面倒を持ってくるヤツだ」

根付「しかし黒トリガーとは……そんな重要なことをなぜ今まで隠してたのかね?ボーダーの信用に関わることだよ」



忍田「それは、三雲くんなりの考えがあってのことだろう。迅の話によれば、結果的に三雲くんは現在まで黒トリガーを抑えている」

鬼怒田「そうだとしても我々に報告する義務がある!一隊員の手に負えることじゃなかろう!」


根付「その通り、何せ相手は黒トリガーですからねぇ」




唐沢(報告してたら大事になってより面倒なことになっただろうな…)





三雲を攻めるように話を進める鬼怒田さんと根付さん。
忍田さんが庇うように意見を上げてもマイナスな捉え方で批判を繰り返す












迅「まあまあ、考え方を変えましょうよ。
その黒トリガーが味方になるとしたらどうです?メガネくんはその近界民の信頼を得てます。彼を通じてその近界民を味方につければ、争わずして大きな戦力を手に入れられますよ」


鬼怒田「それはそうだが…」

根付「そう上手くいくものかねぇ?」










城戸「確かに黒トリガーは戦力になる。……よしわかった、その近界民を始末して黒トリガーを回収しろ」

修「!?なっ…」



貴「…」



…予想通りな回答だな














根付「ふむ…それなら何も問題はありませんねぇ。貴重な黒トリガーだ、逃す手はない」

鬼怒田「間の悪いことにA級1位から3位までの隊は遠征中だが、残った正隊員をすべて使えばやれんことはなかろう」






忍田「馬鹿な…それでは強盗と同じだ!それにその間の防衛任務はどうする気だ!?」



城戸「部隊を動かす必要はない。黒トリガーには黒トリガーをぶつければいいだろう」


忍田「!」




修「えっ(黒トリガーを…!?)」














城戸「…迅、怜花。おまえたちに黒トリガーの捕獲を命じる」


修(迅さんと月宮先輩が…!?)








迅/貴「………」
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