第2章 出国
パク「よし、じゃぁ僕はこの後も事務所で仕事だから、そうだな…
ナムジュンとグク、ここを案内してくれ。
彼女の部屋は1階の空室を使うようにしよう。
基本的な家具は揃ってるから。
ではよろしく!何かあったら連絡してくれ。」
RM「はい、わかりました。」JK「えー、俺案内できるかな(汗)」
カオスな空気を残したまま、パクさんは部屋を出て行った。
…………。
しばしの静寂。困惑しているからか誰も喋ろうとしない。
○○(どうすれば…。もう混乱しすぎて泣きそう…。)
JN「だ、大丈夫ですか?」
張り詰めた空気を変えてくれたのはジンさん。
確かグループの中で最年長だったはず。
○○「あ…なんか、新しい情報がありすぎて、頭がパンクしてます(泣)
すみません…でも、一生懸命頑張ります。」
JN「いやぁ、正直僕たちも今話を聞かされてさ。
女性が来るなんて夢にも思わなかったからビックリしてるけど…
でもみんな優しいから大丈夫、少しずつお互いを知っていきましょう。」
少し照れた笑みを見せながら握手をしてくれた。
○○(うわぁ、ジンさんの手、とても綺麗…。)
TH「あぁ~ジンヒョン好感度上げてますね~。
俺は正直ちょっとやばいですよ。」
と言いながら腕組みをしたのはテヒョンさん。
TH「だって夜中もさ、この場所に女性がいるんでしょ?
そう思うと…、あぁダメだ、『黒いV』が出ちゃうって」
JM「黒いV?!何それww面白いwww」
身体を倒して笑うジミンさんの横で、テヒョンさんは深く吸い込まれそうな瞳でじっと私を見た。
私に話しかけてきたジンさん。
終始にこやかなジミンさんとホソクさん。
ユンギさんは表情を変えずに、マイペースに部屋を出て行った。
考え事をしているのか、一点を見つめボーっとしているテヒョンさんの横で
宿舎を案内する打ち合わせをしているナムさんとグクさん。
彼らとの奇想天外な共同生活が始まる。