第4章 感謝
ここはどこだろう…なんだか心地良い。幸せな気分。
遠くの方からかすかに声が聞こえてくる。
私?私を呼んでる…?
?「○○さん、起きて。」
○○「…ん」
私の隣に青色のパジャマを着た人が座っている。
○○(見たことある顔…。あれ?これ夢…なのかな)
○○「…かわいいパジャマですね、似合ってます…」
?「や、やあ//まだ寝ぼけてるのか?ほら、これでどうだ?」
そう言って私のほっぺを軽くつねってきた。
左頬に少し痛みが走る。でも、そのおかげで一気に目が覚めた。
JN「やっと起きたかwおはよ」
○○「ジ、ジンさん!おはようございます…というか、すみません!こんなところで寝てしまいました…」
JN「www、寝ちゃうくらい全然大丈夫だよw
それよりあんなにたくさんの料理、一人で作ったんでしょ?凄いね!」
ジンさんはソファの上に立って、キッチンに用意されている料理を見つめていた。
まるで電車の窓の外の景色を見ている子供のようだ。
JN「どれも美味しそうだ~、ありがとう○○さん」
ここに来て初めて聞いた『ありがとう』の言葉。
嬉しくて一瞬涙が出そうになったけど、ぐっと堪えた。
○○「私…本当は不器用なんですけど、いつか皆さんに『いてくれて良かった』と思ってもらえるように一生懸命頑張ります」
JN「うん…応援してるからね」
ジンさんは私の頭をふわっと撫でてくれた。
その頃、ドアの向こう側。
RM「ふわぁぁ…おっ、ホバ、おはよ。…しゃがんで何してるの?」
JH「(小声)やぁ、ナムジュナ!ヒョンが、ジンヒョンが抜け駆けして○○ちゃんと二人っきりで話してる!」
RM「(小声)え??マジ?!やるな~ヒョン。これは後で説教だな(?)」
朝食を食べ終えた後、ジンさんが皆からいじられまくったのは言うまでもない(笑)